眼科一般

一般的な眼科診療を中心に、皆さまの幅広いご症状・ご相談に、豊富な臨床経験の下、きめ細かくお応え致します。

見ること、即ち視覚は人間の五感覚の中で、最も大事な感覚であり、人が得る情報の80%は、視覚を通して入ってきます。ご来院が早ければ早いほど、症状もご不安も早く解消され、治療にまつわる負担そのものが軽くなります。軽い症状や小さなご不安であっても、どうぞご遠慮なくご相談下さい。

目次
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    よくある眼のお悩み

    以下の症状を感じたことはありませんか?
    当てはまるものがあれば、どうぞお早めにご相談ください。

    目が疲れる

    眼は体と同様に、使い過ぎれば当然疲れます。
    パソコンや携帯メールを長時間続ければ疲れるだけでなく視力も短期間のうちに極端に悪くなることがあります。さらに肩こり、頭痛にもつながります。他にも、遠視、近視、乱視、老視などが正しく矯正されていなかったり、視力に左右差があったり、斜視、結膜炎や虹彩炎、ドライアイ、緑内障などの病気が原因のこともありますので受診が必要です。

    見えにくい

    近視、遠視、乱視、老視(老眼)のほかに、病気のことがしばしばあります。
    2~3秒、数分、数十分で回復するものや長く持続するもの、突然起きる場合や、何ヶ月、何年もかけて徐々に起きる場合もあります。心配のないものから失明にいたる場合のあるものまで原因は非常に多く、目が原因でなく脳の問題であることもありますので、まずは眼科できちんと診察を受けて下さい。

    眼がかゆい

    花粉やダニ、カビ、動物の毛やフケなどに対してアレルギー反応を起こすアレルギー性結膜炎に多い症状ですが、必ずしもアレルギーとは限らず、逆さまつげが目を傷つけていることもあります。

    かゆいからといってこすってしまうと瞼や結膜が腫れてしまい、ひどい場合には白目の結膜がブヨブヨになって瞼からはみだしてしまうこともあり、点眼薬での治療が必要です。

    目ヤニが出る

    細菌やウィルス、アレルギーなどで結膜炎を起こしていることが大部分です。
    ごく軽い場合には自然に治る場合もありますが、長く続いている場合は涙が鼻に出て行く通り道(涙道)の途中にある涙嚢(るいのう)という袋が炎症を起こして化膿していることがあります。原因によって治療法が異なりますので、悪くならないうちに眼科を受診することが大切です。

    涙が出る

    アレルギー性結膜炎の症状の一つとして知られていますが、他にも、涙の排水路である涙道が気づかないうちに炎症で詰まってしまい、眼のところであふれ出てしまったり、まつげが内側に向かって生えている「逆さまつげ」の刺激で出ることもあります。
    ドライアイの場合に乾燥による刺激で逆に涙がジワッと出る場合もあります。原因によって対処法が異なりますが、まずはお早めの受診をお勧め致します。

    白目が赤い

    充血の場合と出血の場合があります。
    充血は炎症で血管が拡張して、その血管が筋状に見えるものですが、筋状ではなく白目全体がどんよりと赤い場合もあります。細菌やアレルギーによる結膜炎のことが多いのですが、上強膜炎、強膜炎、虹彩炎、点状表層角膜症、ドライアイなど結膜以外が原因のこともあります。

    出血の場合はいかにも血液という感じで、鮮赤~朱色である程度広がりのあるものです。結膜下出血といって結膜の裏側にある血管が中で切れて、出た血液が透明な結膜を通して透けて見えている状態です。
    尚、目の中の網膜にも出血している場合もありますので、お早めに眼科を受診されることをお勧め致します。

    何かが飛んでいるように見える

    このような症状を飛蚊症(ひぶんしょう)といいます。
    黒い物だったり透明なアメーバのようだったり、虫のようだったり、髪の毛のようだったり、色や形、数は様々です。中にはそれが大きいため邪魔になって読んでいる字がそこだけ見えないこともあります。

    飛蚊症の大部分は病気ではなく眼の老化によって起きるものですが、眼球の内部の炎症や出血、網膜はく離のこともあります。 何年も変わらないような飛蚊症はまず問題ありませんが、急に出てきた、増えたなど、気になる場合はできるだけ早く精密検査を受けて下さい。

    物が二重に見える

    両眼同時で二重に見える場合は、斜視や眼球運動障害などが考えられます。
    片目で二重に見える場合は乱視や白内障、角膜の異常、黄斑の異常などが考えられます。いずれにしてもお早めに眼科を受診されることをお勧め致します。

    瞼が痙攣する

    結膜炎のほか、角膜(黒目)の上皮が傷ついていたり、ドライアイ、逆さまつげや抜けたまつげが目の中に入っていたりして、それらの刺激でピクピクと痙攣することがありますが、これらの場合は原因を取り除けば症状もおさまります。

    ただし、脳レベルでの神経の障害で起きることもあり、重症の場合は瞼の近くにボツリヌス毒素を注射したり、手術にいたる場合もあります。