東京都目黒区目黒3-10-13-2F

予約優先

角膜・結膜疾患

黒目の部分は、角膜といって、外の光を目の中に導く窓であり、水晶体と並んでレンズの役割を果たしている組織です。ここから入った光が網膜の上で像を結ぶことで、初めてものが見えるのです。透明な角膜が濁ったり、変形を起せば、視力には大きな影響を及ぼすことになります。

結膜とはまぶたの裏側から眼球の白目の部分を覆っている粘膜の部分です。外界の刺激から眼球をまもる役割を持っています。さまざまな刺激、細菌やウイルス感染、アレルギーなどにより炎症を起こし充血したり、腫れたりします。

目次
    Add a header to begin generating the table of contents

    主な角膜疾患について

    角膜炎

    細菌やウイルス、カビの一種の真菌などが感染して、黒目の部分に炎症が起こる病気を角膜炎といいます。 眼科の受診が遅れると、治りが遅くなったり、視力の低下が起こったりしますので、目の痛みや目ヤニ、充血などを感じたら早めの受診をお勧め致します。

    また、角膜炎はコンタクトレンズの不具合からも起こりますので、コンタクトレンズは眼科医の指示に従い、充分注意して使用しましょう。

    主な結膜疾患について

    結膜炎

    白目やまぶたの裏側が充血することや、ブツブツができることがあります。目やにやかゆみ、まぶたの腫れなどの症状が出たら、結膜炎の可能性があります。結膜炎には、細菌、ウイルス、アレルギー物質などいろいろな原因があります。特に、ウイルス性の結膜炎は、ウイルスの種類によって、流行性角結膜炎(はやり目)、咽頭結膜炎(プール熱)、急性出血性結膜炎があります。

    いずれも伝染力が強く特効薬もないので、注意が必要です。また、アレルギー物質によって起こる結膜炎は、ハウスダスト、草や木の花粉などが要因です。最近では特に花粉症に伴うアレルギー性結膜炎が、非常に多くの方に発症しています。治療には、点眼薬の使用が効果的です。

    結膜下出血

    白目にべったりと赤い血が広がる結膜下出血は、みなさん大変驚いて眼科にいらっしゃいますが、たいていの結膜下出血は1~2週間で自然に吸収されますので大丈夫です。

    ただし、何度も繰り返したり、なかなか赤みが引かない場合は相談下さい。高血圧や糖尿病などが原因となっていることもあるので、その場合は原因の病気をきちんと治療する必要があります。また、通常の結膜下出血は、痛みやかゆみ、見えにくいなどの症状を伴いません。これらの症状を自覚したらお早めの受診をお勧め致します。